プロダクター | 小堀谷のヌウとテツ |
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代表者 | 石田 俊(たかし) |
生産品 | 無農薬自然栽培野菜各種 |
販売場所 | 直売所 |
住所 | 浜松市天竜区青谷2543 |
連絡先 | 053-926-3222 |
リンク | http://nuutetu.hamazo.tv/ |
いのちが集いあふれる農業をめざし、自然のままの環境を保ちます。生命の源は食が原点、食とは農業であり、野菜は命です。その野菜の中にもまた集ういのちがあります。
ハッキリと幸せを感じることってあまりないです。逆に苦しいと思うこともない。もちろん農業をやってるからこそ出来た人のつながりは嬉しいです。でも、作業的なところでは野菜の声を聞いてやるべきときにやるべきことをやる。自分の感情とは少し切り離して考えています。
こんな想いで農業に取り組み、お届けできる野菜です。少数派な考えなのかもしれません。でもこんな風にこだわりだけでやっている農家もいます。金銭のためならできません。でもここには豊かな命があふれている環境があります。そんな環境の中から来た野菜を、よく来たなと褒めてあげてください。
大学で害虫駆除を研究しているときに「何故害虫は殺されなくてはいけないのか?」とふと疑問に持ちました。虫と共存できる農業を確立したい、そのために自分が農業をやらなくては思ったんです。そこから農業の勉強をして、一度は肥料会社に就職をして、そこからまた今の畑にたどり着きました。
うちの野菜はどれも人間の都合だけで作られたわけではない、自然の中で出来た野菜です。野菜は何も語りません。でも、野菜の値段の中には虫が生きていくための権利も含まれているということを、自分の健康のためではなく、虫や生き物の命によって野菜は支えられていることに気付いてもらいたいです。
出来るだけ自然に近づける環境づくりをします。人間が自分たちの都合でやってきたことは出来るだけしないようにしています。耕しません。ビニール資材は使いません。水も撒きません。すべて自然界の法則に任せます。私も家族も含め、常に生かされていることを感じるから、やりがいがあるのだと感じています。
根本的な信念、虫や微生物たちのことを決して忘れないようにしています。そこがなくなってしまったり、ぶれてしまったら意味がない。この信念を失えば、きっと私は農業を辞めてしまうと思います。害虫なんて誰かが勝手につけた総称です。生き物は皆”生き”そして”繁栄”するために生まれてきたんだと思います。
F1品種と言われる不自然な種は使いません。F1品種というのは親の特徴をもった次世代が生まれない作られた品種なんです。たとえ親がおいしく出来たとしても子は上手くできない。自分自身の子孫をちゃんとした形で残せないF1品種は生き物とは呼べないと思うからです。
蒔いて、収穫して、食べる。その一連の動作の中で食べきれないものを皆さんに食べていただく。こだわりをもって作ったものですから、食べていただきたい。根本的な昔の農業のあり方と同じですね。これが本来の百姓あり方だと思います。野菜の声に耳を傾けて聞こえてくる声の通りに生きているだけです。
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